整骨院の開業時に必要な初期費用をチェックしてみましょう

こんにちは。

Lib税理士事務所、代表の上田洋平です。

今回のお役立ちブログのテーマは、「整骨院の開業時に必要な初期費用」についてご紹介します。

■整骨院の開業資金の悩み

自身の知識と技術を活かして整骨院を開業したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、開業時には高額な初期費用が必要なのではといった不安がつきものです。
そこで今回は、整骨院を開業するには、どれくらいの初期費用が必要になるのかを解説します。

■自宅で開業すれば少額な初期費用で開業が可能

整骨院は、自宅のスペースを有効活用して開業することも可能です。
そのため、物件費を抑えることができ、高額な自己資金を用意しなくても整骨院を開業することも夢ではありません。
実際に自宅の空きスペースを利用して整骨院を開業した方の中には、わずか200万円ほどの初期費用からスタートした人もいます。
自宅で整骨院を開業する際には、ベッドやタオル、シーツなどの備品のほかにも問診票や治療器などが必要です。
また、整骨院であるということを知らせるために看板も用意しなければいけません。
使用するものや数によって費用には違いがあるものの、レンタルなどを利用すれば比較的リーズナブルに揃えられるものばかりです。
自身が開く整骨院の規模や利用者の受け入れ人数よって開業費用には差があるため、まずはどれくらいの敷地で行うのか、またどれくらいの患者を受け入れるのかなどを明確にし必要な初期費用を算出してみましょう。

■年々増え続けている整骨院

現在、整骨院は日本各地にあり、その数は5万軒ほどあると言われています。
年代や性別に関係なく多くの方が足を運び、身体の痛みや不調を改善するために利用しています。
需要が高く多数の整骨院が各地に存在することから、計画性を持って開業の計画を進めなければ他院に勝ち抜くことはできません。
まずは、どれくらいの開業資金が必要になるのかという点に注目し、さらに開業や経営に関する知識も深めてみましょう。
整骨院を自宅で行うという考えだけでなく、賃貸物件を借りて開業を目指すという方もいます。
整骨院の開業資金の中で最も高額な費用がかかると言われているのが物件費です。
物件費は、賃貸料だけでなく敷金や礼金も用意しなければいけません。
また、物件によっては、保証金や仲介手数料も必要です。
一度にまとまった費用を用意しなければならず物件によっては、300万円ほどの物件費を用意しなければいけないケースもあります。
また、ただ物件を借りるだけでなく、内装や外構工事を行う場合、リフォーム代に500万円ほどの費用が発生します。
整骨院は、身体の痛みや不調を改善する場でもあるため、落ち着きを感じられるリラックスできる雰囲気を作り出さなければいけません。
冷たさや不清潔さを感じてしまうような物件のままでは、利用者は穏やかな気持ちで施術を受けることはできないでしょう。
そのため、利用者も喜ぶ満足できる整骨院を作るには、物件の雰囲気に合わせてリフォームを検討してみることも必要です。
大掛かりな工事を行うとなると高額な費用が発生してしまうこともあります。
そこで、少しでもリフォーム代を軽減するためにセルフリフォームを行う方も増えています。
自分の好みに合わせてリフォームを行うことや好きな材料を選んで施工できるので、理想の仕上がりを実感できるのもメリットです。
コスト面の心配を解消しながら理想の整体院を開業したいという方は、セルフリフォームを実践し費用を抑えることもおすすめの方法です。
もちろん、業者に依頼しリフォームを行うことも間違いではありません。
しかし、業者によって施工費用には大きな違いがあるので、施工内容を確認するだけでなく費用についてもじっくりと自分の目でチェックしてみることが大切です。

■多くの利用者を集めるために必要な資金

念願の整骨院を開業したものの、なかなか利用者が集まらないと頭を抱えている経営者もいます。
ただ看板を表に設置しただけでは宣伝効果が低く、地域によっては多くの利用者を獲得することは困難です。
スムーズに整骨院の利用者を増やすには、広告費や宣伝費を用意することも必要です。
たとえば、ホームページを開設することや近隣にチラシを配布してみることも良い宣伝になります。
自身でホームページやチラシを作成することができれば高額な費用をかけることなく宣伝することができますが、他者の力を借りる場合には50万円ほどの広告費や宣伝費を用意しなければいけません。
一見、50万円もの広告費や宣伝費は不要なのではないかと思いがちですが、多くの人に自身の整骨院をアピールできることから最も効率の良い宣伝方法といえます。
早い段階で営業利益率も上がるため、多数の利用者の獲得を目指すのであれば広告費や宣伝費を用意することは重要といえるでしょう。

■人件費も確保する

整骨院を開業する際には、開業後のことも考えて動かなければいけません。
院内の整備をするだけでなく一緒に働いてくれるスタッフの人件費も事前に用意しておくと安心です。
地域によってスタッフに支払う人件費には違いがあります。
平均的な人件費の相場は30万円です。
雇うスタッフの人数に合わせて経営が軌道に乗るまでの保険として1人あたり30万円ほどの人件費を2ヶ月分ほど用意しておくと良いでしょう。
物件を賃貸し、リフォームを行った後に多数のスタッフを確保しながら整骨院を経営すると最低でも1,000万円ほどの初期費用を用意しておかなければいけないことがわかります。
1,000万円もの大金を貯金することは難しいという方は、銀行に融資を依頼することを検討してみても良いのではないでしょうか。
その際には、融資金額の3分の1ほどを目安に頭金を用意しておくと審査が通りやすくなります。

■リスク対策のために火災保険に加入

整骨院は、多くの利用者が不特定多数訪れるため、安全のために火災保険などに加入することも検討してみると良いでしょう。
基本的に整骨院では、火やガスを使用することはほとんどないので、火災保険の加入に悩む経営者もいます。
しかし、いつどこで火事が起きるかわかりません。
また、放火のリスクもあるので、利用者はもちろんのこと、自身やスタッフの安全を考慮し保険に加入しておくことも大切です。

■充実した医療機器や治療器を揃える

整骨院では、利用者の身体の痛みや不調を早期に改善するために最新の医療機器や治療器を導入しています。
現在、さまざまなタイプの医療機器や治療器がありますが、開業時に新規購入するのではなくレンタルする経営者も少なくありません。
医療機器や治療器は、導入する機器や台数によって300万円から500万円ほどの費用が必要になると言われています。
近年では、高電位治療機器やレーザー治療器のほかにも美容目的で使用されるEMS治療器などを導入する整骨院も増えています。
整骨院といっても、ただ身体の痛みや不調を改善するだけでなく、美容効果を求めて足を運ぶ利用者も多く見られるようになりました。
骨折や脱臼、捻挫などの保険診療のほかにもEMSを利用してインナーマッスルを鍛える方もいます。
普段使わない筋肉を効率良く鍛えて身体を引き締めたいと願う方も多く、現在、整骨院は健康面だけでなく美容面でも大きな注目を集めています。
それぞれの患者の症状や目的に合わせて幅広いサポートを行いたいのであれば、それに見合った医療機器や治療機器を導入すべきです。
まずは、自身が理想とする整骨院をイメージし、経営の計画を立てながら必要な開業資金を導き出してみると良いでしょう。