グループホームの開業に必要な初期費用をリサーチしてみました

こんにちは。

Lib税理士事務所、代表の上田洋平です。

今回のお役立ちブログのテーマは、「グループホーム開業にかかる初期費用」についてご紹介します。

■グループホームとは

グループホームは、要介護者であり、さらに障害を抱える方や認知症である方たちの生活の支援の場として提供する施設です。
日常生活の全般をサポートし、グループホームでは食事や入浴、排泄などのお世話も行っています。
現在、グループホームには、併設型、単独型、合築型の3つがあるのも特徴です。
それぞれ人員や設備、運営の3つの指定基準が設けられており、各市町村の基準に従わなければいけません。
各市町村で設けられている指定基準を満たすことでグループホームを開業することが可能です。
人員には、代表者や管理者のほかにも介護従事者や計画制作担当を設置する必要があります。
さらに細かい設備の指定や運営基準も設けられており、グループホームを開業するには各市町村が提示している基準に準拠していることが求められます。

■グループホームの開業の流れ

グループホームを開業するには、まず医療法人やNPO法人といった法人格を取得しなければいけません。
都道府県などで認証を受けることで法人格を取得することができ、個人では指定申請を行うことはできません。
各法人を取得した後は、事業者指定を受けます。
グループホームは、市町村が主体となって行う地域密着サービスです。
そのため、開業する各市町村で指定申請手続を行う必要があります。
登記簿謄本や管理者の経歴書のほかにも事業所の平面図といった多くの申請書類を提出しなければいけないため、専門家の力を借りると手続きをスムーズに行えます。

■グループホームの開業の初期費用

グループホームを開業するにあたってどれくらいの初期費用を用意すべきでしょうか。
施設の規模によって違いがあるものの、小規模のグループホームを開業する場合、約1,000万円前後の初期費用が必要になると言われています。
想像していたよりも必要な初期費用は少ないと思われる方も多いかもしれません。
しかし、1,000万円という金額は、あくまでも小規模の賃貸物件をリフォームし開業した場合です。
より大きな規模で新築の施設を建設する場合には、1億円以上の初期費用が必要になるでしょう。
グループホームの開業時には、物件の賃貸料や建設費のほかにも物件の改修費、人件費を用意しなければいけません。
また、施設内で必要となる什器代も用意しておくと安心です。
グループホームを開業する際には、指定申請の費用も必要となるため、より多くの初期費用がかかると予想されます。

■グループホームを開業する際に必要となる初期費用の細かい内訳

グループホームの開業時に最も費用が必要になってくるのが物件費です。
物件の規模や土地によって費用には差がありますが、小規模のグループホームを開業する場合、300万円前後の物件費用を用意しておくと安心です。
物件を賃貸する際には、賃貸料のほかにも敷金や仲介料などを用意するケースもあります。
一般的に敷金は、家賃の2ヶ月分以上を支払わなければいけないことが多いため、物件の賃貸料によっては高額な費用が必要になるでしょう。
また、賃貸物件や中古物件を改装してグループホームを開業する場合、リフォーム費も必要となってきます。
グループホームを開業する際には、安心して利用者が入居できるように安全が確保された施設づくりを行わなければいけません。
入居者の確実な安全を確保するのであれば広々とした生活スペースを設けるためにトイレや浴室のほかにも階段や床など、細かな部分にまでこだわってリフォームを行うことが求められます。
大掛かりな物件のリフォームを行うとなると500万円ほどの費用を捻出しなければいけなくなるため、物件選びをする際に工事の負担を減らせるようなところを選ぶことも初期費用を抑えるコツです。
さらに入居者のためのベッドや車いす、日常生活の中で必要となる備品のほか、事務用品なども揃える必要があります。
これらは、入居者の人数にもよりますが、最低でも100万円ほどの費用がかかります。
グループホームを開業する際には、物件費やリフォーム費、備品費だけでなく、人件費や指定申請費も必要です。
一緒に働いてくれる人員を募集する方法によって費用は違いますが、人員集めをする際にかかる費用を抑えるのであればハローワークに相談してみることもおすすめの方法といえます。

■フランチャイズを利用して開業するケース

グループホームは、個人で開業するだけでなくフランチャイズ契約を結び開業する方法もあります。
未経験者や自身の不動産を活用してグループホームを開業したいという方にもフランチャイズ契約がおすすめです。
開業時の初期費用は500万円ほどとなっており、個人ですべて準備するよりも大幅に費用を抑えることができます。
認知症を抱える方や知的障がい者、精神障がい者に対して日常生活のサポートを行い社会貢献するのは、個人で開業してもフランチャイズ契約を結んで開業したとしても何も変わりはありません。
グループホームは、古い戸建て住宅を利用して開業することも可能です。
実際に空き家をリフォームして小規模なグループホームを開業する方も増えています。
また、国の補助金や助成金の制度が充実しているため、初期費用を抑えて開業することもできます。
現在、グループホームは高い需要があるものの、まだまだ充実しているとはいえません。
全国のグループホーム不足を解消するために国の支援も広がっていることから、従来よりも開業しやすくなったのも事実です。
さまざまな国の支援により、数年後にはある程度グループホームが普及してくると予想されます。
利用者や入居者のサポートに力を入れたい方や利益を少しでも多く得たいという方は、グループホーム不足を懸念されているいまが開業のチャンスといえるでしょう。
空き家を利用する場合、25坪ほどのスペースを確保することができれば無理なく開業することができます。
グループホームを開業する際に最も多額の費用がかかってしまうのが物件費です。
入居者の人数や支援内容によって必要な物件のスペースに違いがありますが、小規模なグループホームを開業するのであれば物件費を抑えることも可能です。
また、フランチャイズ契約を結び開業すると費用のサポートを受けることができるだけでなく、開業前に充実した研修を受けられるのもメリットといえるでしょう。
たとえば、開業する際に多くの方の疑問や悩みになってしまう物件探しの方法や人員基準のほかにも指定申請書類の確認など、さまざまな不安点を解消することができます。
また、開業後の支援体制も充実しているため、初期費用の問題を解決できるだけでなく人員の確保や入居者の獲得にも役立つことでしょう。
フランチャイズ契約は、数パーセントのロイヤリティを支払わなければいけないものの、多くのサポートを受けることができるので、開業に関する不安や悩みがあるという方も安心です。
やり手の経営者ともなるといくつものグループホームを開業し、多くの営業利益を得ている方もいます。
やり方次第で多額の営業利益を得ることも夢ではありません。
現在、認知症を抱える方や障害を抱える方が多くいます。
高齢化などにより今後は、ますます病院や施設だけでなくグループホームへの入居が加速すると予想されます。
グループホームは、社会貢献度が高く、やりがいも感じられる事業です。
開業を目指す方は、まずはどれくらいの初期費用が必要なのかを把握し、国の支援なども活用しながら手続きを進めてみましょう。